酒さ様皮膚炎ってなに?


画像出典:http://ameblo.jp/ririkoshop/entry-11202050788.html

 

ニキビやアトピーなどの治療で長い間ステロイド剤を使っていた方が、
酒さの様な肌の状態になることを、
「酒さ様皮膚炎」と言います。

 

ステロイド剤で肌が荒れてしまった、という方も
多いのではないでしょうか?

 

先に「酒さ」の症状をお話しします。
酒さは30代から60代の人に多く出る症状と言われていて、
原因不明の炎症系の皮膚の慢性疾患です。

 

大人ニキビと間違って呼ばれてしまうことがありますが、
ニキビとはまったく違う疾患なので判断には注意が必要です。

 

酒さには肌の赤み、吹き出物、
毛細血管の拡張などの症状が特徴的です。

 

酒さには重症度によって一度から三度まで分類されています。

 

第一度酒さ(紅斑性酒さ)
第二度酒さ(酒さ性座瘡)
第三度酒さ(鼻瘤)
の3段階です。

 

酒さは結膜炎や角膜炎を引き起こすこともあります。
進行の度合いも、人それぞれで、
いろいろな症状が混在することもあるのです。

 

治療法も塗り薬からレーザーまで幅広いですが、
まずは信頼できる皮膚科で診察を受けることをお勧めします。

 

酒さと症状がそっくりな「酒さ様皮膚炎」

 

ステロイド剤を長期に渡って使っていた副作用で
皮膚炎を起こしてしまうことを、「酒さ様皮膚炎」と言います。

 

これは酒さによく似た症状(顔の赤み、ニキビ様のブツブツ)があるので、
よく酒さと見間違えられます。

 

ステロイド剤の副作用は、
薬を塗った幹部に現れる局所的副作用と、
皮膚の代謝や免疫によくない現象を与える作用の2種類があります。

 

ステロイド剤の局所的副作用には、
皮膚の菲薄化と毛細血管の拡張があります。

 

抗菌作用の代わりに、皮膚自体の成長も抑制されて
皮膚が薄くなってきてしまうのですね。

 

酒さ様皮膚炎になったら、ステロイドの使用を止めることが必要です。

 

その間、リバウンドの様な症状(皮膚の赤み、はれ)が出てきますが、
だいたい3週間、3か月くらいでよくなる様です。

 

日常の生活でも、
日焼けなどの直接の刺激を防いだり、
刺激物の飲食を避けるなど気をつけるといいですね。

 

スキンケアや化粧品も
なるべく肌に負担をかけないものを選ぶようにしましょう。

 

 

 

関連ページ

赤ら顔の治療にはステロイドが効果的って本当?
皮膚科にかかるとすぐにステロイドを処方されたりしますが 赤ら顔にステロイドって本当に効果的なの?
ステロイド剤についてもっと詳しく
アトピーの治療に良く用いられるステロイド剤。 赤ら顔に使って大丈夫なの? 効果や副作用について ステロイドについて詳しくまとめました。
酷い痒みにはステロイドを効果的に使って一気に改善を!
アトピーの治療に良く用いられるステロイド剤。 赤ら顔にも効果あるの? ステロイドについて詳しくまとめました。

inserted by FC2 system